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コーカサス アンティーク

コーカサス アンティーク

コーカサス地方 タリッシュ (talysh)

 

コーカサス絨毯は力強い幾何学文様、大胆な色彩が特徴です。 

コーカサスは黒海とカスピ海に挟まれ、北をロシア、南はトルコ、イランと国境を接した地域です。北西から南東にかけて大コーカサス山脈が走り、5000mを越す山岳地帯、標高28mのカスピ海と複雑な地形、150の言葉を話す350の部族が住むと言われ、宗教もギリシャ正教、イスラム教、ユダヤ教そして少数ながら拝火教と人種、言語、宗教のモザイク地帯です。旧ソ連邦の崩壊によりグルジョア、アザルバイジャン、アルメニアなどの独立国が生まれました。 

 

古いコーカサス絨毯は11、12世紀のアルメニア人の細密画に見ることができますが、それらの正確な資料は残っておりません。現存しているコーカサス 絨毯で最も古いものは16世紀から17世紀に作られたドラゴン絨毯と呼ばれるものです。

 農民や遊牧民が自家用に絨毯を作り、その一部が商品として市場で取り引きされる様になって行きました。 

絨毯の文様と生産地は密接な関係があります。コーカサスにおいても19世紀までは文様によりかなり正確に生産地を特定することが出来ました。特に孤立した山岳地方では外部の影響を受けることが少なく伝統が守られて来ました。しかし、戦争、民族移動、部族間の結婚は地域、部族の個性的な文様の境界線を曖昧なものにしました。また宗教や、政治もカーペットの文様に影響を与えています。同じ村に住むキリスト教徒であるアルメニア人とイスラム教徒では文様が異なります。また、遅れてこの地に入って来たロシヤ人は新しい文様を持ち込みました。 

 

コ-カサス絨毯はペルシャ絨毯のような繊細さ、優美さはありませんが大胆な色彩、力強い幾何学紋様は世界の愛好家の高い評価を得ています。 

 

タリシュ:TALISH

タリッシュとは、アゼルバイジャンおよびイランに跨って居住するイラン系民族です。

主要な町は現在アゼルバイジャンの レンコラン港です。

ほとんどのタリッシュラグは細長い形式をしています。

この絨毯は中側の柄はペルシャ発祥と言われるペイズリー柄です。

 

サイズ:90×175cm 素材:ウール 

原産地:コーカサス地方(現アゼルバイジャン)年代:約100-120年前

 

*裏打ちやタペストリー加工についてはお問合せ下さい。

 

    ¥66,000価格
    消費税込み
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