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夏の国のあでやかな色 インド・スリランカの布





●スリランカの布


スリランカの手織り産業の歴史は数千年前にさかのぼります。手織り布はスリランカの大切な文化であり、何世代にもわたって受け継がれてきた伝統があります。

手織りの布はスリランカの重要な工芸品であり、輸出品として国の経済を支えるだけでなく、伝統的な職人技の保護にも大切な役割を果たしています。

スリランカ政府は手織り産業の成長を支援するために織り手の技術伝承や財政支援、手織り製品の宣伝にも力を入れています。


スリランカでは、手織りした布をいろいろな用途で使います。主に使われるのは伝統的な服装です。一番に使われるのは、サロンと呼ばれるスリランカの男性が着用している腰巻、スカートのようなものです。長方形の生地を縫い合わせただけのシンプルなものですが、スリランカの気候に合ったサロンは今も多くの人が着ています。

同じく、女性のサリー、サリーは、スリランカだけでなく他の多くの南アジア諸国の女性が着る伝統的服です。手織りのサリーは細い糸を使い、細かい模様で織ることが多く繊細な作業です。

サロンもサリーも一枚の布を巻いて着用するシンプルなものですが、その布のデザインは様々なものがあり、昔の日本の着物のように伝統的な柄もあれば流行りの柄もあるようです。

どちらも素材は綿やシルク最近のものものは化繊のものもあります。

他にもショールやホームファブリックとして多くの国に輸出されています。


今回アンダイドプラスで、ご紹介するのはコットンで織られた色鮮やかな布たちです。

ぜひ、スカートなどのお洋服もいいですし、おうちの中使うのも素敵です、色々な使い方をして楽しんでください。






















●インドの布たち


インドの染織の布は、その多様性と美しさから古くから世界中の人々を魅了してきました。各地の染織文化のその技法、伝統の柄の発祥は、インドであることは少なくありません。さまざまな地域で伝統的な手織りや染め技術が受け継がれており、独自の特徴を持つ布が生産されています。

以下は、インドの布についてのいくつかの説明です。

今回、アンダイドプラスでご紹介するのはほんの一部ですが、楽しんでいただけたらと思います。


1.ラリーキルト

インドの布とキルトの一種であるラリーキルトは、古くなったサリー(伝統的なインドの衣装)を再利用して作られます。このキルトは、複数のサリーを切り取ってパッチワークし、刺し子を施すことで作られます。地域によって別名「グドウリー」とも呼ばれています。インドの女性たちは、どんな小さな布でも繋いで重ねて一枚の大きな布やラグにしてしまう、丁寧かつ繊細な手仕事を行っています。ラリーキルトは日常のあらゆるところに用いられ、ベッドやテーブルだけでなく、ラグの代わりなど生活の色々な場面で使われます。厚みや生地感によってさまざまな用途があり、極厚地から厚地まで様々なバリエーションがあります。 




2.カンタ


カンタは、インドの伝統的な手仕事であり、刺し子刺繍の一種です。インドの東側、ビハール州やベンガル地方に古くからみられる刺繍文化です。カンタ刺繍は、敷物や布団、赤ちゃんのおくるみなど、生活に必要なアイテムに再生されることが多いです。この伝統的な技法は、ヨーロッパや日本の刺繍がルールや技法を重視するのに対して、カンタ刺繍は自己表現を重視し、おおらかで伸び伸びとしたこの自由なアプローチは、多くの人々を魅了しています。日々の生活の中の模様が描かれていて、人々、動物、草花など様々な模様があります。 このカンタは19世紀末から20世紀初頭のもので、草花が上品に丁寧に刺繍されていて、小さいながらも見ていて飽きのこないカンタです。



3.ブロックプリント


インドの染色の技法として有名なブロックプリントのショールです。ブロックプリントは、木版職人により彫られた木版を人の手でいくつも重ねて様々な色や柄を生み出します。インドに古くから伝わる伝統技法です。 オレンジのショールは、薄いコットンにストライプになるよう何度も細い線の彫られた木版を押して染色されています。プリントの重なる部分が可愛らしく、人の手のあたたかさを感じます。周りには、かわいらしいフリンジも付いていて、巻くと華やかな感じを演出します。











4.絞り染め


ここでご紹介するのは絞り染めで作られたインドのターバンです。

インドのターバンは紀元前2世紀から4世紀の石の彫刻にも見られる通り、古い習慣です。儀礼のルール、または宗教的意味合い、迷信などで習慣化されていきました。古い絵画には時代によりその地の統治者により、さまざまなスタイルのターバンが描かれています。19世紀末ころはインド西部のラジャスターン地方で王室の後援を受け、染色の美しい、手の込んだ技法のターバンが作られるようになりました。このころの男性の生活には不可欠のもので、色、サイズ、スタイルでその人の社会的地、カースト、職業などを表しました。また季節や冠婚葬祭など場面によっても変えられました。

 時代とともに西洋文化が入り伝統的な衣装に対する人気がなくなり、また、ガンジーは異なるカーストや職業への不平等の強調とし白い帽子をかぶるなどの動きもあり、ターバンは普通には見られなくなりました。 このような美しいターバンは芸術品と評価され、イギリスのビィクトリアン&アルバートなどの美術館で見られます。


絞り染めのピンクのターバンは秋の満月に祝われる収穫祭に着用されたものです。絞り糸を抜かず、そのままの部分があります。






この絞り染め(巻き絞り)のターバンは布を斜めに居り、巻いて長―ロープにし、縛り、連続して異なる色にそめるという独特の方法によって生み出されています。






ご紹介できたのはほんの一部です。インドにはほかにも様々な技法や染色方法の布があります。

私たちもいろんな布に出会えるのを、そしてまたご紹介できる機会を楽しみにしています。

ありがとうございました。






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