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丸亀うちわ やわらかく涼をとる暮らしの工芸品

ふと見た雑誌で目に留まった記事、丸亀うちわの事が紹介されていました。竹一本からできる表現の豊かなうちわに興味を持ち、オリジナルうちわ製作に至りました。





四国、香川県の丸亀市の伝統工芸品

国内シェア9割に上る生産量、色絵形の多種多様さとも日本一のうちわの産地です。平成9年には国の伝統的工芸品に指定。


江戸時代から続く歴史と文化。

慶長5年(1600年)、丸亀の旅僧が九州で一宿のお礼にうちわの製法を伝授したのが、熊本来民うちわの始まりと言われています。このため、「丸亀うちわ」の技術は江戸時代初期までに確立していたと考えられています。寛永10年(1633年)になると、金毘羅参りのお土産として天狗の羽団扇にちなむ朱色に丸金印の『渋うちわ(男竹丸柄うちわ)』作りを考案。その後、丸亀藩が藩士の内職にうちわ作りを奨励するなど、代表的なうちわ産地の基盤を築くことになりました。


海と山に囲まれた風光明美な丸亀地方に古くから伝わり、継承され続ける職人の繊細、かつ、鮮やかな手仕事で世に知れわたってきました。一本の竹から作り出される「丸亀うちわ」は、古き良き伝統を守りながら時代の移ろいとともに、これからも進化し続けています。

                                                           『丸亀うちわ』ホームページより引用




2021年ある夏の暑い日、丸亀にうちわづくりを見に行きました。


一本の竹から鮮やかな手つきで作られていくうちわ。伝統のやり方で今でも一本一本、手で製作しているとのことでした。見せていただいた工程です。



              工程の文は『丸亀市』ホームページより引用


1.木取り:素材の竹をうちわに適した幅長さに切る。

2.割く:「切り込み機」で穂先より約10cm切り込みを入れる。穂の数は35~45本もあるが、同じ間隔でさいていく。竹のまっすぐ割ける特徴を利用し曲げるときれいに節の部分まで割ける。(写真 上段4枚)

3:穴あけ:鎌(弓竹)を製作。別の職人が穴あけ用のきりを使って、鎌(弓竹)を通す穴を節の部分にあけ通す。(写真下段左から1枚目)

4柄削り:

5:編み:弓竹を通した穂を糸で編む作業。(写真下段2枚目)

6:付け:編んだうちわ骨の弓竹に形をつけ、編みのいびつさを直しながら、左右対称になるように糸をとじつける。(写真下段3枚目)

7:貼り立て:うちわの骨の穂の部分にのりをつけ、地紙を貼り付ける。

8:型切り:うちわの種類に応じて、満月、玉子型などに穂を仕上げる。たたき鎌を当て、木づちでたたくため「たたき」とも呼ばれる作業である。

9:へり取り:うちわの周囲にへり紙と呼ばれる細長い紙を貼り、危なくないように仕上げていく。その後、鎌の両端に「みみ」を貼り、ローラーで圧搾して筋を入れると、丸亀うちわができあがる。


今回、undyed+では、一本の竹からできる「丸亀うちわ」を、undyed+の雰囲気で製作しました。時代に合わせてデザインを少し変えることで、古き良き伝統も、気軽に日常に使えるものとして残っていけばよいなと思っています。

表はインドの素朴なブロックプリントの布、裏はネパールの漉き紙ロクタ紙を使用しました。



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