トルコキリム 断片タペストリー
産地紹介
コンヤ トルコ中央部
コンヤはトルコ中央部の都市で、トルコの歴史上、最も重要な都市の一つです。伝説によればノアの洪水後、初めて作られた都市とも言われています。12〜14世紀にセルジュク朝の首都だったこともあり、コンヤでは古くから絨毯/キリムが作られ質、量ともにアナトリアキリムの最高峰といわれます。その記録はコンヤ南東のチャタル・ヒュック遺跡からキリムと共通するデザインの壁画が発見されたことからコンヤキリムの起原は紀元前6〜7千年と推測されています。また、13世紀にこの地を訪れたマルコポ-ロによっても伝えられています。
コンヤを囲むダッバック、ケシムスル、カラピナ-ル、オブリュック、タシピナ-ル、ホタムシュなどの村の絨毯、キリムも時にコンヤ絨毯,キリムとして市場にでます。
伝統的なキリムの入手は時代とともに困難になってきています。
このキリムはもともとは同じ物が2枚織られ中央でつなぎ合わされていました。古いキリム、遊牧民のキリムは織機幅が狭いため往々にして何枚かをつなぎ合わして大きなキリムを作ります。
このキリムは、その片側の断片で、内部の文様は孫の繁栄を祈願するな地母神(エリベリンデ)の文様、羊の角の文様など伝承されてきた形が融合した文様が映し出された、多色の組み合わせがきれいな19世紀末のコンヤのキリムです。
当店できれいに洗い、ほつれ箇所を丁寧に裏打ち布に縫い付け、タペストリー加工しました。
サイズ:96×182cm 素材:ウール、裏打ち布綿 原産地:トルコ・コンヤ 年代:約120-150年前
¥77,000Price
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